2017.11.17
結党記念日を迎え
本日17日、53回目となる公明党結党記念日を迎えることが出来ました。
これもひとえに多くの党員、支持者の皆様の支えがあってこそと深く感謝申し上げます。
先の衆院選においては多くの党が離合集散を繰り返し、未だその動きは落ち着かいない状態が続いています。
私自身、この現状を通じ、「政党とは何か」という命題を改めて考えさせられました。
政党の役割の一つは、多くのお声に耳を傾け、そのお声を踏まえた徹底的な議論を通じ「多様な民意を集約して合意形成」をおこなうこと。
二つ目に「得られた結論を国民の皆様へ説明責任」を果たすこと。
そして三つ目に「選挙を通じた民意を議会へ反映」していくこと。
こうした本来の役割を担えなければ政党として国民の皆様に選ばれる意味はないと考えます。
また政党の役割はその全てにおいて、国民との接点を直接担う地方組織の存在が不可欠です。
そう考えると、この度の野党の離合集散と分裂劇は、地方組織や党員サポーターが完全に置き去りされており、政党が本来果たす役割を自ら放棄したものと指摘したい。
さらに政党は、国民との約束である公約等の政策実現を何より最優先に取り組まなければなりません。
しかし今回の野党分裂劇により衆・参で野党第一党が異なる結果となり、両院を通じた法案修正などの政策実現が事実上困難となった姿からは、国民の期待に応える責任感の欠如と断じざるを得ません。
「政党とは」如何にあるべきか、更なる国民的議論を期待しながら、「公明党」こそ現在の日本の政治において本来の政党の役割を果たし、政治の安定を実現し得る、日本の民主主義の財産であると声高らかに訴えたいと思います!
結党記念日にあたり、私自身、「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との立党精神をさらに深く胸に刻み、全力で働いて参る決意です!
公明党 参議院議員
石川 ひろたか